太陽光パネルを屋根に設置するメリット・デメリットは?取付方法も解説!

省エネ、光熱費の削減に向けて、太陽光パネルを屋根に設置することを検討する人も増えてきたのではないでしょうか。

太陽光発電システムの導入をお考えの人に向けて、おすすめのメーカーや価格、取り付け方、メンテナンスの方法のほか、屋根に設置することで起こるトラブルなどのデメリットなど、知っておきたいことを解説します。

太陽光パネルの設置基準、おすすめの屋根材と形状などにも詳しく触れていきますので、迷っている人はぜひ参考にしてください。

太陽光パネルを屋根に設置する場合の2つのパターン

自宅の屋根に太陽光パネルを設置する場合、大きく分けて2種類あります。

それぞれ詳しく解説していきます。

屋根一体型

屋根一体型とは、屋根材と太陽パネルが一体化しているものを指します。

屋根一体型のメリットは「効率よく太陽光パネルを敷き詰められる」「屋根塗装の劣化の軽減ができる」「雨漏りリスクの軽減ができる」の3つが挙げられます。

屋根一体型の太陽光パネルは固定のための穴などを開けることもなく、見た目のスマートなものが多いため新築を立てる際に設置を考える人が多いようです。

ただし、「熱がこもりやすい」「メンテナンスが難しい」というデメリットとともに、費用面も屋根置き型より高くなる事があるので考慮しましょう。

屋根置き型

屋根置き型とは、屋根材の上に架台を置き、その上に太陽光パネルを設置するものを指します。

メリットとしては「設置費用を抑えられる」「熱がこもりにくい」「メンテナンスがしやすい」の3つが挙げられます。

費用面ではさらに課税対象から外れることもメリットでしょう。

ただし、屋根によっては固定のため穴を開ける必要があるため雨漏りの危険性が生じる場合もあります。

太陽光パネルの設置基準やおすすめの屋根材と形状は?

設置基準

太陽光パネルにも、安全性や品質が確保された製品であることを証明するJIS規格があります。

また、各メーカーが定めた基準があり、基準を満たさない場合は設置できないこともあります。

基準が決められている主な基準は耐震性、積雪量、耐風性です。

JIS規格は地域の特性により差があり、各メーカーでも独自の基準を出しています。

他にも屋根の高さやパネルの設置範囲なども細かく決まっているため、自分の住む家に設置できるのか、さらに設置した場合の発電量がいくらになるのかなど事前に確認することが大切です。

太陽光パネル設置で損をしないためにも、業者に言われるまま設置することをせず、必ず自分で確認することをおすすめします。

おすすめの屋根材と形状

太陽光パネルを設置するのに適した屋根材や屋根の形状について解説します。

自宅に設置する場合、また新築に太陽光パネルをお考えの場合ぜひ参考にしてください。

屋根材

一般に使われている屋根材は主に「スレート屋根」「瓦屋根」「金属屋根」の3種類です。
この中で太陽光発電と一番相性がいいのは、丈夫で軽い「金属屋根」と言われています。

金属屋根には、スチールやアルミニウム、ガンバリウムといわれる軽量で丈夫なだけでなく、安さにも優れた金属屋根もあります。

その他の屋根材として、スレート屋根は瓦より加工しやすいことが特徴です。スレート屋根には黒く艶がある天然スレートと、繊維を混ぜて作られた化粧スレートがあります。

また、瓦屋根にはセラミック瓦があり、耐久性に優れていることが特徴です。

屋根の形状

良く使用される屋根の形は三角屋根の「切妻屋根」、多面構成の「寄棟屋根」、狭小住宅にも使用が多い「片流れ屋根」、アパートなどに多い平らな「陸屋根」の4つです。

一番注意が必要なのは水はけが悪く、足場を斜めに設置する必要がある「陸屋根」です。

その他は載せるパネルの量や方向などに注意すれば、太陽光パネルを設置しやすい形状といえるでしょう。

太陽光パネルを屋根に取り付ける4つのメリット

そもそも太陽光パネルを屋根に設置するメリットにはどんなものがあるのでしょう。

太陽光パネルの設置に悩んでいる場合はぜひ参考にしてください。

更地よりも日光に当たりやすい

屋根に太陽光パネルを設置すると更地よりも傾いているので、日光に当たりやすいことが多く発電効率が上がります。

さらに、地面に近い場所よりも遮るものが少ない屋根の方が効率よく太陽の光を集められます。

また広大な敷地に太陽光発電を設置してしまうと住宅用として扱われないため補助金などの優遇を受けられない可能性も出てきます。

また住宅用の太陽光パネルは屋根に設置する事が多いため、平地用のものはメーカーが限られます。

断熱効果がある

太陽光パネルを設置した場合断熱効果を得られるため、熱が逃げるのを妨ぎ、室内の温度を一定に保つことができます。

室内の温度を一定に保つことができるので、冷暖房の使用を最小限で抑えられ、節約につなげることができます。

空いている資源を有効活用できる

太陽光パネルを屋根に設置することで空いている資源を有効活用することができます。

本来屋根に備わっている直射日光や風雨を防ぐという役目以外に、太陽光発電という役割もプラスされ、屋根を有効に活用できます。

屋根のデザイン性が高くなる

最近の太陽光パネルはおしゃれなものが多くなっています。

今ある住宅に太陽光パネルをつける場合、屋根に乗せるだけでスタイリッシュな印象を与える事ができるものもあるので、屋根のデザイン性を高める事が可能です。

また、新築などで屋根一体型のものを選ぶとデザイン性はさらに高まるでしょう。

太陽光パネルを屋根に取り付ける4つのデメリット

太陽光パネルには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

デメリットは知っておくと対策を立てる事が可能なので、まずはデメリットを確認してみましょう。

屋根が傷むことがある

破損と聞くと太陽光発電自体を考え直そうという人もいるかもしれませんが、安心のためにも屋根の破損について解説します。

まず、屋根材が丈夫ではない素材の場合、太陽光パネルを設置する前に一度点検が必要です。

屋根材によっては数年に一度トラブルの有無を確認した方が安心なものもあるので、一度屋根が痛んでいないかは事前に確認しましょう。

その上で太陽光パネルを設置すると破損の危険性はずっと下がります。

屋根材に直接パネルを固定するわけではないので、それほど負担がかかるわけではないので必要以上に恐れる必要はありませんが、屋根材によっては取り付け時の確認と、取り付け後のメンテナンスはしっかり行うと安心です。

反射光でトラブルに発展することがある

太陽光パネルが反射して、他の建物に光が入ってしまうことがあります。

光害と呼び、まぶしいだけでなく熱中症の被害が出てしまうこともあるので対策が必要です。

対策としては、事前のシミュレーションがあげられます。

必ず事業者に相談し、シミュレーションをしてもらいましょう。

特に北向きに太陽光パネルをつける場合は問題が起こりやすいので注意が必要です。

塗装時に費用がかかる

屋根の塗装の際、太陽光パネルは取り外す必要があります。

したがって屋根の塗装時には塗装費用にパネルの着脱費用がプラスでかかります。

パネルの大きさなどにより着脱の費用が異なるので事前に確認する必要があります。

屋根は雨や紫外線をまともに浴びる場所なので劣化は避けられず塗装は必要です。

自宅の屋根の塗装周期も考えて、屋根の塗装の時期が来ているのであれば合わせて太陽光パネルを設置するなど対策をするといいでしょう。

自分でメンテナンスができない

太陽光パネルの導入でネックになるのがメンテナンスです。

自力でのメンテナンスはできないため費用が発生します。

そこで活用できるのが「PPAモデル」の導入です。

PPAモデルを導入すると初期費用やメンテナンスが無料で太陽光発電を導入する事ができます。

PPAモデルは発電した電気を安く購入できるメリットがあり、太陽光発電システムの自立運転機能に加えて、蓄電池を導入することで非常用電源として使うこともでき利便性が高いといえます。

太陽光パネルを屋根に取り付ける方法

太陽光パネルの設置は、専門業者に依頼すべきといえます。

DIYで取り付けるのはやめましょう。

自力で取り付けるのは難しい上、電圧30Vを超える工事や売電用の設備工事には電気工事士の資格が必要だからです。

太陽光パネル設置方法は屋根材によって違います。

例えば、スレート屋根には「スレート工法」、JIS規格対応の瓦に設置する場合は「支持瓦工法」、金属製の屋根に設置する場合は「金属屋根工法」などが挙げられます。

屋根材にふさわしい方法で対応すれば雨漏りなどの心配はありません。

疑問が出た時はその都度業者にしっかり問い合わせ、後悔のない施工をしてもらいましょう。

業者選定には見積もりだけでなく信頼できる業者かどうか、質問に対応してくれるかどうかなど、実績やメンテナンスなども吟味しましょう。

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まとめ

太陽光パネルを屋根に設置する上でのメリット・デメリットや取り付け方法について解説しました。
屋根の形によっても設置方法が異なるため、導入前に知識をつけておくことで後悔しないよう事前に準備しておきましょう。

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また、契約期間終了後は設備一式を無償譲渡しています。

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