シェアでんき提携パートナーインタビュー:株式会社広瀬技建様(北海道)

まずはじめに貴社の会社概要をご紹介ください。

北海道札幌市、北見市に拠点を構えるフリープランを中心とした地域密着型の注文住宅、建売住宅の設計施工・販売会社です。今から52年前、祖父・廣瀬喜一が創業した広瀬組を原点として、現在の広瀬技建は1992年に父・廣瀬元一が創業いたしました。現在、従業員は13名であり、年間販売棟数は40棟前後となっております。

シェアでんきを導入してみようと思われたきっかけ、また、その理由を教えていただけますか?

シェアでんき導入のきっかけは、信頼できる経営者仲間からの紹介でした。

「北海道でも太陽光パネルの無料設置ができる」とうかがい、この人のお話であれば、間違いなく信頼できると思い、その場で導入を決めたのですが、その背景としましては、弊社は12年前、本拠地の北見市から札幌市に進出し、販売棟数は増えておりましたが、札幌では広瀬技建の知名度が低く、予定していた販売棟数を達成できずにいました。

そのため、販売棟数を伸ばしていきたい状況の中で「太陽光パネルが無料設置できる」というお話は大変インパクトが大きく、弊社の主力商品にしていけると確信しました。

また、シェアでんきの担当の方が、熱意を持って分かりやすく、細かく対応していただいたことで、安心して導入を進めていくことができ、導入後も弊社社員の質問相談に、ひとつひとつ丁寧に対応し、サポートしていただきました。

やっぱり、熱意がないと、うまくいかないですよね。私たちは、お客様に高額の住宅という商品を建築し、販売しておりますので、熱意・安心感が大切なんです。その点、シェアでんきは私たちと一緒に踏み出し、歩んでいってくれました。

シェアでんきを導入してみて、貴社にどのような変化がありましたか?

「ソーラーパネル無料設置」という付加価値の付いた商品を出していくことができ、ソーラー発電システム無料設置の家「sora-ie(ソライエ)」として商品をブランド化することができました。

住宅の材料・施工費価格が値上がりしていく昨今ではありますが、私たちが、お客様に自信を持って商品をご紹介することができ、お客様にも喜んでいただける話題としてお話しております。

実際にシェアでんきを導入してからの住宅販売棟数でみても、札幌店では直近で1.5倍増、北見店でも1.2倍ほど増えております。

お客様が、新築住宅を建て、長くその家に住むことを考えた時に、十分に良い商品だと思っていただいたおかげだと思います。

現在、弊社における全体の販売棟数のうち、「sora-ie(ソライエ)」のシェアは約9割となっています。

ソーラー発電システム付き住宅「sora-ie」

もちろん、シェアでんきを社員が周知し、売れ始めるようになるまでにはある程度時間がかかり、1999年後半にシェアでんきの事を知り、2020年度は手探りをしながら建売住宅にシェアでんきを導入し、その後、注文住宅でも展開していきました。

工夫した点として、通常だと載せられないような太陽光発電システムの容量を載せている点です。従来は5寸、もしくは6寸勾配の三角屋根の南側太陽光パネルを載せ、冬は雪を落として出来るだけ発電させようとしていましたが、その場合、一般的に4k程度が主流であり、積雪の影響で北海道エリアでは発電量が乏しく、シェアでんきの条件対象外になってしまいます。

そこで、「sora-ie(そらいえ)」では、0.5寸勾配の屋根で設計し、より太陽光パネルを載せられるようにしました。屋根の工事業者さんにも、どの工法だと太陽光発電システムを載せても大丈夫だろうか、という施工面でのアドバイスももらいながら、シェアでんきの設計を検討いたしました。

シェアでんきの導入にあたり、苦労した点、工夫した点などがあれば教えてください。

お客様に安心して新築住宅に利用していただくため、まずはモデルハウスにシェアでんきを導入しました。そのおかげで、シェアでんきを比較的スムーズに展開していくことができたと思います。

社員の理解も得て、そして、建売住宅をご購入のお客様、注文住宅を建てられるお客様にどのようにご説明し、採用していただけるようになるのかが、一番大切なことと考えていました。

そこで、建売住宅も施工している札幌店でシェアでんきの担当者を決め、モデルハウスに導入し、実際に設置したものを基に社員にも説明できるようにし、その担当者を中心に北見店でも展開していくようにしました。

現在では、北見店でも窓口の担当者が自発的に生まれています。

先代社長(現・相談役で私の父)の時代から、社長と社員との風通しが良い雰囲気なので、新しいことにもチャレンジしやすい会社の風土があります。先日も新入社員に、「社長とこんなにお話できるとは思っていませんでした」と言われ、新しい事を皆で一緒に進められる環境づくりも大切なことだと再認識しました。

最後に記事をごらんになっているお客様へのメッセージがあればお願いします。

商品として最も高いものとして、「保険・車・住宅」と言われています。社員全員が重大なもの、大切なものを作って提供しているということを認識しつつ、時代の要請に応じて私たちも勉強し、変わっていかなければなりません。

建物も、ただ住めるだけではいけなくなっています。環境への配慮、ZEH、AI適用など、時代の変化に応じて建物も変わっていく必要があります。お客様からご相談を受けたら、しっかりとお応えできる会社で在り続けたいと思っています。

当社の売りは、「信頼・実直」であることです。

従来、ソーラーパネルは高額すぎて多くのお客様が採用を控えておりました。削るかどうか悩むところでしたが、無料でかつゼロカーボンに近づけるのは、今の時代・お客様のニーズに合ったものだと思っています。

時代に応じ、大事なものは残して、変わるところは変わる。このような姿勢で、これからもお客様に向き合ってまいります。

会社概要:株式会社広瀬技建
所在地:北海道札幌市北区北24条西19丁目5-12
代表者:廣瀬真生
WEB:https://www.hirose-giken.com/